紙の上から映像の中へ

いろんなところで書いているように、三崎亜記さんの描きだす世界観が大好きで、彼の作品だけは単行本で500ページを超える長編でも、読むのが苦にならないほど。映像化されたら、さぞ面白いだろうなあ…と思っていたところ、「となり町戦争」が映画化されたのです(主演は江口洋介さん)。


ある日、市の広報で「となり町との戦争のおしらせ」を知った“わたし”。

通勤手段が心配になりますが、町の様子は変わらず戦争という現実感はありません。ですが、広報には「戦死者数」が掲載され、“わたし”にも役場から“となり町の偵察業務“という任命がくだり…


どんな映像になるんだろう。

どんな町並みなんだろう。世界観は、小説からの台詞はあるだろうか。ラストシーンは?

ものすごく期待しながら映画を観ました。


映画「となり町戦争」は想像していたものとは違っていて、ラストシーンも原作と大きく異なる描写となっていたのです。

もちろん、映像化されれば原作との違いが様々に生じるのは当たり前のことなのですけど、ちょっと拍子抜けという印象も持ってしまいました。


そうなのです。

読者自身がそれぞれ脳内で作り上げたイメージが、やはりその人にとって一番ということになるのでしょうね…多分、どんな映像の魔術師でも、“原作読者一人一人の脳内イメージ”を超えることは不可能に近いかも。

ある人は映像化されたそれを大好きだと言い、ある人はそれを大嫌いだと言うでしょう。

ただし、そっくりそのまま原作を映像としてなぞっても、何かが違う、ということになったり。難しいところです。


「臨床犯罪学者 火村英生の推理」。

賛否両論があるということは、やはりいろいろと注目されていることには違いないのですよね。だから、工さんも窪田君も、他の関係者のみなさまも、どんな声であってもプラスとして受け止めているような気がするのです。


個人的には、ファン目線抜きで世界観が好きなドラマなので、最終回まで見守っていこうと思っています。毎週日曜が楽しみ。

今日もいい日でありますように。


☆窪田正孝くんと言えば

こちらでは来月から放送になるのですが、もう1本ドラマが始まります。関東では今週末からでしたっけ?そちらも楽しみです。原作が漫画なので、どんな感じかな♪


☆そして昨日はアリス先生から出題

正解しました(やった〜♪)