『八重子のハミング』という本をご存知でしょうか。
内容(「BOOK」データベースより)
思いもよらなかった夫婦の同時発病。夫は胃がんが発見され摘出手術。その直後、妻にアルツハイマー病の兆候が見え始めた―。その後、夫は三度のがん手術から生還する一方で、妻の症状には改善の兆しが見られなかった。自らも迫り来る死の影に怯むことなく闘病、そして献身的に妻の介護を重ねる日々…。“三十一文字のラブレター”短歌約八十首を詠み、綴った、四千日余に及んだ老老介護の軌跡。「現代の智恵子抄」とも評された話題の単行本、待望の文庫化。二〇〇二年末に他界した愛妻を偲んだ「終章」を補記。
できるだけ早く読みたいのですが、私もまだ手にできてなくて。
そうこうしているうちに山口県での先行上映が行われるのを知りまして、なんと映画作品のほうを先に観る運びとなりました。
監督は、こちらに遊びにきてくださっているみなさまにはおなじみですね^^
『種まく旅人』シリーズの佐々部清さんです。
わたしがお邪魔した日は、その映画館での舞台挨拶が3回(!)、しかもサイン会は上映前と上映後にあり(!!)という内容。「みなさま(特にあちらこちら飛び回っておられる監督)お疲れが出ませんように(汗)」と、会場の隅っこでひっそり心配していたのでした。
深く染み入るような世界の中に、避けては通れない身近なことであったり、社会問題としてのメッセージも感じます。でも、決して押し付けるようでもなく、静かで厳しくて優しいのです。
どんどん変わっていってしまう八重子さん、本当にたまらなくて。
それでいて、どこか可愛らしくて可笑しくて愛おしくて‥涙が止まりませんでした。
山口の風景は(関門橋も出てきます)それは美しく、そこにピアノ音楽が静かに奏でられていました。
全国公開は来年です。
よろしければ、ぜひご覧になってくださいね。
明日は舞台挨拶のことを少し書きます。
今日もいい日でありますように。
☆サイン
上映前に行われたサイン会、タイミングよく監督と少しお話することができました。
『種まく旅人〜夢のつぎ木〜』のことも。にこ〜っと嬉しそうなお顔でしたよ^^
ありがとうございました。
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