「悼む人」を観てきました。
以下、ほんのり内容に触れていますので、これからご覧になる方はご注意を。
あることがきっかけで「悼む」旅を続けている一人の青年(高良健吾さん)。
取材の中で青年に出会い興味を持つ、すさんだライター(椎名桔平さん)。
ひょんなことから青年と行動を共にすることになった、一人の女性(石田ゆり子さん)。
女性につきまとう夫の亡霊(!)を、新さんが演じています。
こういう時の“井浦新”は、もう容赦なく怖いです…
気配がすでに恐ろしいというか。夜道で…いえ、昼間も会いたくないタイプの人。人じゃないけど。
冒頭、主人公の台詞が流れるシーンがあるのですが、多分映画館でないと味わえない音響効果のように感じました。体も心も丸ごと、スクリーンのあちら側に誘い込まれるようです。
それぞれの抱えた哀しみは昇華するのだろうか、と。
主人公の青年も、重荷を誰かと分け合うことが出来たのだろうか…桔平さん演じるライターは、失うことで本質が見えるようになったのか。
新しい命、去る命。
涙とともに旅をしたひとときでした。
今日もいい1日でありますように。
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