「虎影」福岡舞台挨拶

「虎影」の舞台挨拶に出かけてきました。

メモはとっていませんので、記憶違いや抜けなどが多分に生じる可能性がありますが、ご了承くださいますように。


午後から大雨洪水注意報が発令されるという荒天でしたが、無事に到着。駅に直結している映画館というのは、こういう時有り難いです。

何度目かのT・JOY博多、昨日はロビーがこんなことになってました。

これね、ほんとはもっとたくさん端から端まで虎影さん状態だったんです。パノラマモードで撮影したらよかったな。

今回はスクリーンがかなり近くて、より細かい部分までよくわかりました。

さて、みなさまの反応です。子どもちゃんの笑い声もしてましたね。

あとは、“呪怨の監督だ“、の一連のシーンが一番ウケていました。映画に詳しい方が割といらしたようで、清水監督のお顔がアップになった瞬間、どっと笑いが起こっていましたよ。

アクションシーンでは、“固唾をのむ”という空気が後ろからも伝わってきて、ゾクっとしたほど。これは今までになかったことでした。

上映後は、涙を拭っている方も結構いらしたようでした。


上映後の舞台挨拶、MCはここ福岡ではおなじみ、中島理恵さんです。ラジオで聞き覚えがあるお声でした。


中「みなさん、心と体の準備はできましたか?」


撮影NGなどの諸注意と、花束を渡す担当の小学生男子と軽く最終確認。そして、いよいよ西村監督としいなえいひさんの登場です。

監督は黒のツナギと虎耳のついたカチューシャ、これが時々ぱたん、と倒れて笑いを誘ってました。

えいひさんは、白のワンピースがとても可愛らしかったです。声も可憐でマイクにのるんですよ。以前、福岡でラジオ番組をされていたんですよね…聴きたかったな。

ここで、花束贈呈がありました。

男の子から花束を渡され、なぜか感極まった様子のえいひさん。実は「甥っ子なんです」とのこと。

「何泣いてるの…」と優しい西村監督。

なんと魁龍でラーメン食べて、そのままここに来たということだそうですよ^^


し「沖縄でプレミア上映され、東京で初日、そして福岡…」

涙で言葉に詰まるえいひさん。地元ですものね、特別な思いがあると思います。


西「緊張してるってずっと言ってた」

し「今日は斎藤工もいないし、劇場にお客さんが誰もいないっていう夢を3日続けてみたんですよ でもこんなにたくさん…」


『東京残酷警察』の時は、血をとても美しく見せたかったという話も出ていましたね。

博多と東京で電話で喧嘩したり、ということもあったとか。


西「やっと時代が追いついてきた、なんて電話で言ったりしてた」


『虎影』を作ったことによって、監督も注目をあびている状況になっているのですが


西「僕たちは外タレみたいなもんです」


ニューヨークでもベルギーでも反応がよかった、という話でした。

忍者映画を西村監督が作るとこうなった、ということについて


西「真面目なやつじゃないの?って言われるんだけどね」


まだ緊張してる?と、これはえいひさんに。


し「虎耳をみたらなごんできました(笑)」


それは何よりです^^


西「ハリウッド映画みたいに、観た後で“あ〜楽しかった♪”ってなるような映画を作りたかった」


ここから少しネタバレになりますので、ご注意を。


撮影エピソードでは、幻斎のシーンの裏話が語られました。

例の「わぁぁぁぁぁ!!!!!!!」ってなってる場面、ありますよね。ご存知のように、西村監督は脚本と絵コンテが一緒になったものを役者さんに渡すのが常。

えいひさんが、絵コンテを見たところ


幻斎キレる


とだけ書いてあったそうなのです。それで


し「助監督に“あれはどうやってとるって監督言ってた?”と訊いたら“さあ?わかんないっす”って」


信頼関係が出来ていることの証しでもあるのでしょうね。

まずは演じてもらって、そこからアイディアが膨らんでいくこともあるとのこと。


西「工は“エチュード”って言ってる」


ここで、エチュードの説明をしてくださいました(よく覚えてません…悪い生徒だ)。


し「やりすぎたら“姫、やりすぎ”って監督は教えてくれるから…でも、どうやったのか覚えてないんです。絵コンテに「キレる」とだけ書いてあったから、そうだろうな、相当頭にきたんだろうなって」


そして、『虎影2』の話題も。

これは言っていいのかなあ…とさすがに口ごもる西村監督。


し「幻斎は死んでないって監督が言うんですよ」

西「玉がうわーってなって散るところ、血だらけだったのをCGで血をなくしたんです」


トークの途中で、MCの中島さんが「各地で撮影OKの時間があったそうですが」と切り出して、いいですよ、と快諾するお二人。

こちらには、その時に撮ったものを載せています。


西「撮影OKだけど、その代わり宣伝してね〜」

悪口書くとDM送られてきますよ、監督はほんとに送っちゃうから、とえいひさん。


西「つぶしにかかります(笑)」


それから、通常は雨が降ったら予定が延びることがあるけど、それをそのまま生かしているので血のりが水たまりになっているシーンが出来上がったとか。

雨のシーンは一日で撮影したそうで、


し「だんだんメイクもとれてみんなボロボロです(笑)でもかえってそれがリアルになったのだと思います」


最後は鬼まんじゅう投げ。ほんの少ししかないんだけど、と恐縮する西村監督。ですが、大きな混乱もなく、ナイスキャッチした皆さんへあったかい拍手が起こっていました。

「虎影」のテーマ曲が流れる中、一回楽屋へはけた監督がぬっと顔をだして


西「帰る格好してから、このあと1階にいるかもしれないよ〜」と茶目っ気たっぷり


こうして、なごやかに舞台挨拶は終了しました。


今日も元気で^^


[11日のTAKUMIZMは“最高の男”]

リスナーの皆さんから寄せられたメールを中心に、最高の男とは何かを検証していくコーナー。久々でしたね。

すでに新しいお題になりましたので、詳しくはTAKUMIZMのサイトでご確認を。


楽曲:

レキシ/きらきら武士 feat.Deyonna

綾戸智絵/TENNESSEE WALTZ

古賀小由実/うちの妻が入院することになりました