三輪車に触れるとき

ようこそ、いらっしゃいませ。


早速ですが、「週刊文春」や関連動画をご覧になった方もいらっしゃると思います。

本がまだ手元になくて、かろうじてニュース記事を見た程度なのですが、キーワードが三輪車ということで…なるほどなあ、と。


三輪車にはさまざまな意味が隠されています。

性的なニュアンスだけで言えば、それこそひとりでの行為そのものであったり、興奮するという意味も含まれています。他にもバランス、乗り換える、順調である、などが想起されるということです。 夢占いでは、自転車と似た解釈がされる場合が多いようですね。そういうことも踏まえて写真を見ると、また違った物語がそこに生まれるのかも知れません。


去年、野村佐紀子さんにお会いする機会がありました。

「バァフアウト!」に載った、野村さんが撮影した工さんのポートレートを見て、どんな方なんだろう?…と興味を持ったのがきっかけでトークショーに足を運びました。

そのことをブログに書いたところ、「文春」の発売日前後から、ありがたいことにその記事がとても読まれております…工さんの話題はあまり出てこないんですが(^_^;)


野村さんがトークショーの中で語っていた言葉で


モノクロで撮るべきものはモノクロに、カラーで撮るべきものはカラーで見える


というのがあって。

そのときに見せていただいた桜の写真、モノクロだったんです。光と影のコントラストが本当に素晴らしく、そして怖いという印象も。

確かに、桜は人の情念を吸って美しく咲く、などと言われているので怖かったのかも…


「男性を撮るときはその時だけ相手に恋をします」

「男性を前にするとちょっと体温が上がる」


と、はにかんでいた野村さんの笑顔を思い出します。

気さくで、大胆で、どこか天然で可愛らしくて…だけど「この人になら安心して打ち明け話ができるなあ…」と心から思えた素敵な方でした。