綻びの兆し/ガラスの家

ようこそいらっしゃいませ。


まだご覧になってない方は、もしかしたらあとで来てくださったほうがいいかも…

今日は、「ガラスの家」の感想となっております。 仲のよかった家族が、ひとりの女性と関わることによって、次第にその絆が脆いものへと変わっていく…まるでガラスのように。

破片は必ず、誰かを傷つけてしまいます。大切な、愛する誰かを。そして、自分を。


感想ですが、家族の仲の良さが前半とても伝わってきますよね。

だからこそ綻びが徐々に生じてくる描写が、見ていてすごく不安をかきたてられます。で。 ほんとに申し訳ないんですけど、2日遅れで「半沢直樹」を観た私、とあるシーンで笑ってしまいました(全然笑うところじゃないんです)


…すみません(;^_^A


工さんはナレーションも担当なんですね。

役柄としては…とても家族を大切に思っていて、一途な雰囲気…ある政治家に心酔して、父との対立が生まれます。 義理の母となった女性に対する「生身」である自分へのとまどい。

まっすぐで、情熱的な人物像のようです。 香水をつけるシーンもありましたが、それに加えて香りの強い花が飾られていますよね。 とても濃厚な香りが画面から漂ってくるかのようで、少しクラクラしました(目のやり場に困ったからではない…と思います)。


私は、NHKで3年前に放送されていた「チェイス」で初めて工さんのことを知ったのですが、きっと同じようにこの「ガラスの家」で工さんに初めて出会う、という方もいらっしゃるかも知れないですね。

どんなイメージをお持ちになったのかな。

かつての私のように、「年齢不詳の不思議な雰囲気の役者さん」と思った方もおられるかも。 少年のような表情から、大人の男の表情まで…まとった空気感は、一言では言い表せないほど。

「チェイス」の頃より遥かに雰囲気のある役者さんになられたな、という印象を新たにしました。


続きがすごく気になる作品です。