氷輪が心に落ちる〜ガラスの家 #4

第4話まで物語は進んできましたね。

倍返しなドラマも終わったので(汗)、村木さんだなあ、というイメージがようやく私の中で定着してまいりました(もう笑いません)。


澁澤家の、いよいよ呼吸ができない感じが色濃くなってきています。

そこにあるのは孤独感と猜疑心。 いけない、とわかっていながらも魅かれていく想い。心にかけておいたはずの留め金が徐々に緩んで、何かがあふれてきそう。


それでも、かろうじて。


幸せなのだと。 愛しているのだと。 不安にかられながらも、必死になっている黎が痛々しく見えました。

哀しみの中、月に照らされながら二人の心は何を映したのでしょうか。


第4話で印象的だったシーンは、階段のシーン。

ふと昔のことを思って、やわらかな表情になる父。 そこへ仁志が。ひととき和やかな会話になりますが、心に隠したものがある者同士、やはりどこか冷たくすれ違っていきます。

それから、早朝のジムのシーン。

体の軸や呼吸がしっかりしてないと、ちょっと大変かな?という場面でしたが、お二人ともさすがでした。これからご覧になる方、是非注目して下さいね。


お父さんの泳ぎのシーンも、これは素晴らしいですよね。

少し前に「島の先生」というドラマでも国広富之さんと共演されてました。


おしまいに、日曜日の外のシーンも印象的でしたが、お店で品物を見ているシーンが自然な雰囲気で、素敵だなと思いました。

自然に見える、ということは実はとても大変で、役を作りこんで、そこにその人が生きている、架空の人物ではなくて命を持ってそこに存在しているところまで、深めて高めていく…

観ているこちら側には、自然に感じられる。そういうことなのだと思うのです。


楽器を演奏するときも歌を歌うときも、自然だな…と相手に伝わるようになるまでにはかなりの準備が必要で、もしかしたら(想像するしかないのですが)演じるということも、何か近いものがあるのかも知れません。


4~6話で、かなり恋物語の要素が強くなっていくとのこと。静さんがゲストだったラジオ番組もまだ聴けてないんですよね…早く聴きたいです。


ところで、第1話から1年ぐらい時間が流れました?ひょっとして。…もっとかな?

ぼーっと見ていると季節が変わっていたり、「半年過ぎた」などと字幕が出るので「早い~」とテレビの前でつぶやいてます。

セットを撮影のたびに崩したり建てたりしている、というエピソードにもびっくりでした。

スタジオで別の番組も収録するために、セットを建てっぱなしにしておくことができないのだそうです。


階段は(澁澤家の男性陣は皆さん身長ありますものね)、3人が同時に階段を通っても安全な強度だとか。なんだかあの階段にも不安を感じるんですよね。

隙間が見える感じが、何かを暗示している気がします。