Glass bowls〜ガラスの家#5

ガラスの鉢にいれられたようにぼんやりと光を放っている。距離をとったふたりがそれぞれに見上げた空には、そんな月がかかっていました。


先日、大石静さんがゲストで出演されたラジオ番組を聴いたのですが「難しい関係のふたりなので、ラブストーリーに進むまで時間がかかる」というお話でした。 前回から物語が大きく動き始め、黎の本来持っていた芯の強さであったり、仁志の純粋に人を想う気持ちが外側にこぼれだしてきています。

印象的だったのは、一成の誕生日の夜、2階の金魚鉢のような窓から階下を覗きみていた憲司の何とも言えない表情です。明るくふるまっているようでも、弟として息子として苦悩している様子が伺えました。


そして、なんと言ってもラストのエレベーターでのシーン。


下降ではなく、上へ移動しているという描写でしたので一層官能的でしたが、それだけでなく美しいシーンでもありました。 知らない国の映画のワンシーンを観ているようで、とても素敵な情景になっていたと思います。

一成と出席したパーティ会場で、いたたまれなくなってそっと会場を離れる黎。履き慣れない靴を脱ぎ休んでいるところに、男性の声が聞こえます。 それは、黎が一番会いたいと願っていた人の声だったのでした。

菜々美が連載を始めた小説も、どういう波紋を呼ぶのか気になるところです。


おしまいは、ちょっと気分を変えて。

ツイッターをされてる方はご存知かも知れませんし、もしかしたらご紹介したことがあるかも知れません。


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私のように「ツイッターやってない(※当時)」という方でも読むことができますよ^^

例えばこんなツイートが。


各人の心の中が…もうだだ漏れです…(ノ∀`) #ガラスの家

by NHKドラマ(公式)さん