箱〜ダークスーツ#5

ギリシャ神話に、有名な「パンドラの箱」という物語があります。


夫が「絶対にあけてはいけない」と言われて、持ち帰ってきた箱。それを見つけた妻が、箱をあけてほしい、と強くねだったために夫が致し方なくふたをあけたところ、ありとあらゆる“悪”が箱から飛び出し、世界中に広まったとされています。

ふたをあけた妻の名をパンドラということから、あけてはいけないものや、秘められた悪しきものを例えて“パンドラの箱”と言うのだとか。この話には続きがあって、夫が慌ててふたを閉じたところ、箱の中から「私もだしてください」という声がして、それが「希望」であったということになっています…細かい部分は、いろいろ省略しています(^_^;)


「ダークスーツ」も残すところあと1話。

第5話では、ハシバという入れ物に厳重に施されていたふたが開いて、様々な過去が見えてきました。

何がどうなっているのか、序盤でいきなり運び屋になる工さん扮する一之瀬。

それを運ぶんですか、と度肝を抜かれる視聴者(私)。無論、松木氏の懐刀としての行動だったわけですが、結構びっくりしました💧


ところが。

ハシバの過去と松木氏の過去が明らかになったことで、彼の真の目的が見えてきました。ここへきて、物語が一段と大きく動きます。司令官であった松木氏と、ライセンスビジネスでハシバを再生しようと奮闘する一之瀬たちはついに対立して……?


“パンドラの箱”の神話のように、箱の底には「希望」があるのでしょうか。

最終回も、目が離せない展開になりそうです。