今夜は「昼顔」第8話。
ネット、情報雑誌、テレビ、ラジオ、などなど。
浮かび上がるのは「修羅場」の三文字です。
視聴者としては、毎週ハラハラしつつ。
ファン目線は…全くゼロというわけではないですが、少し遠くから眺めている感覚です。(「同窓生」もそんな感じで観てます)
それぞれの人物はどこか滑稽でもあり、だけど自分だったらと置き換えずにはいられない。こんな人、居そうだという思いが一種の怖さや痛みになって伝わって来る気がします。
まさかないだろう、と思っていても完全に否定出来ない。 それが、リアルに近いストーリーとして映るのかも知れません。
北野先生と紗和が別れた歩道橋のシーン。
色合いがとても面白いですね。夏の陽射しにもかかわらずグリーンがかっているようで、はっきりした時間帯が、まるで観客に隠されているようでもありました。 世界から孤立したような思いを、ふたりは互いに抱いていたのでしょうか。
悪いことだと知りつつ、やめられない。
明るみにでることを怖れつつも、繰り返してしまう。
不貞ということでなくても、私たちの日常に時々起こるもの。
こっそり夫のお酒を飲んじゃった、とか、お母さんが隠していたお菓子を見つけて食べちゃった、とか。ともすれば、自己完結で終わってしまう不実。
紗和が靴を並べるシーンが何ヶ所かありましたが、それぞれの場面で彼女はいとも簡単に小さな「不実」を重ねます。
物語の性質上、誰もが幸せになるというラストではないのでしょう。
どんな後味を残していくのでしょうか。
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